鰭ヶ崎おびしゃ行事
2025年1月19日(日)に雷(いかづち)神社で「おびしゃ行事」が行われました。なかなか見る事が出来なかったので、貴重な神事が見れました。

昭和52年12月22日付けで、流山市指定無形民俗文化財に指定されています。又、平成6年には、千葉県の記録に残すべき文化財に選択されています。※鰭ヶ崎おびしゃ行事保存会より
鰭ヶ崎おびしゃ行事とは?
もともと利根川や江戸川流域の農村でおこなわれていたお正月の伝統行事で、その年の豊作を祈願するところから始まっています。「おびしゃ」とは、歩いて弓を射る「御歩射(おぶしゃ)」から来ているとされています。
鰭ヶ崎おびしゃ行事は、江戸時代の享保年間(1716年~36年)という古い歴史をもつ行事です。雷神社の氏子(7軒)が順番で当番を務め、一連の行事を取り仕切り、次の7軒の当番に引き継いでいく行事です。※鰭ヶ崎おびしゃ行事保存会より
赤鬼と青鬼の的に向かって矢を放っていきます。「なかなか当たりませんので、みなさん気を付けてくださーい」と係の方?が言っていました^^;

毎年、2~3回程しか当たらないと言っていましたが、今回はそこそこ赤鬼と青鬼の的を射てたと思います。今年は良い事あるかな?
昭和50年代からは7軒の当番が「7福神の衣装をまとい」、受け当が裃の袴(かみしものはかま)を着用し正座し居並ぶ姿は絵になっている。
圧巻は神社拝殿から鳥居側に据えられた赤鬼と青鬼の面に向かって弓矢を射るところがこの行事のクライマックスと言える。※鰭ヶ崎おびしゃ行事保存会より
7軒の氏子が7福神の衣装をまとって記念撮影をしている姿は、どうどうとしており、頼もしく思えました。

300年以上続く地域の行事をみさせて頂きました(^^)。昔は荷車や牛車を使って、神社の周辺を歩いていたそうです。昔から五穀豊穣を祈り、「今年も豊作になりますように」と昔の方々から現在に至るまで、受け継いでいる「おびしゃ行事」来年も見に行きたいと思います。