鰭ヶ崎4号公園
流鉄流山線の鰭ヶ崎(ひれがさき)駅から少し歩くと、小高い丘があります。
その丘を登っていくと、公園にたどりつきます。鰭ヶ崎4号公園です。
しかし、そこは単なる公園ではありません。
前方後円墳(三本松古墳)の上に整備された公園なのです。
鰭ヶ崎三本松古墳の碑(下総国鰭崎邨古冢碑)
流山市
鰭ヶ崎三本松古墳の碑
もともと古墳は6世紀頃作られたと言われています。
しかし、碑と社(やしろ)が建てられたのは江戸時代の後期だそうです。
この石碑は、江戸時代後半の文政十八年(1,828年)に、鰭ヶ崎村の名主渡辺睦が建てたものです。碑文には「祖父充房と父寅が、天明の大飢饉の折に古塚から宝器を掘り出そうとする村人を論して止めさせ、私財を投じて多くの人を救ったこと、睦は古塚には神霊が宿ることを知らしめたるため碑を建てたこと、また霊獣白狐を使わせた神意に従い古塚を発掘させないよう守っていくこと」が記されています。
江戸時代の人たちも、古墳だという認識があったんですねぇ。
石碑と一緒にあった社(やしろ)
石碑と社(やしろ)が建てられたのが、1,828年。今から、約200年前だから、それほど古くはないです。当時の人たちが、今のこの公園を見たらどう思うのかな。おそらく当時は鬱蒼(うっそう)とした森の中にあったと思うから、このようなコンクリートに囲まれた空間になっているなんて想像もつかないでしょう^^;
因みにこの公園が作られたのは、ほんの数年前。それまでは江戸時代の頃とほぼ同じ風景が広がっていたのではないでしょうか。鬱蒼とした森の中に社(やしろ)がありました。
公園からの眺め
しかしながら、公園からの眺めは最高です!
晴れている日に来ると、本当に気持ちが良いです!
鰭ヶ崎4号公園の場所
場所は鰭ヶ崎駅(ひれがさき)から歩いて5~6分位。
小高い丘の上にあります。
近くにコンビニもありますので、飲み物買って、お散歩するのもおススメできます(^^)/
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